老健の仕事 退所される方
今日は退所される方がいらっしゃったので
退所についてお話ししたいと思います
うちで言う退所とは
自宅あるいは自宅とみなされる施設へ退所
入院、特養へ退所
永眠による退所
が挙げられます
まず、自宅あるいは自宅とみなされる施設へ退所される方は
在宅復帰となります。
老健にとっては理想的な退所となります。
退所前に本人を連れて自宅あるいは施設へ出向き、退所前訪問をおこないます。
退所と同時に在宅指導、情報提供おこなうといった流れです。
1カ月以上、在宅生活できてる必要がありますので、退所後も様子を確認し記録しています。
次に入院、特養への退所です。
在宅復帰にはなりません。
体調不良に関しては老健は病院ではないので、病院でちゃんと治療してもらうわけですね。
特養は終身の施設だから在宅復帰にならないみたいです。特養待ちでうちで待機してる方もいます。
そして、看取りによる退所です。
在宅復帰の施設なのに、看取りの役割まで求められるという…
老健にも看取り加算があるので実施する意義はあります。
病状的に、積極的治療はしない、高齢で治療する方がリスク高い、ご飯も食べれるだけ、苦しみ緩和に努めるといった感じです。
今日は看取りをした方がいました。
面会者に関してはコロナでうちも面会禁止していました。
面会も緩和していく方向となり、
面会機会も設けさせてもらったのです。
ものの30分程度の時間でしたが
本人は面会前はご飯もぜんぜん食べれずぐったりしてたのに
面会後はシャッキリして、元気になっていました。
そしたら次の日…
バイタルが異常になり、一気に危篤となり
急いで家族にきてもらい
家族に見守られながら帰らぬ人となりました。
家族に会えて、本人もホッとされたのかわかりませんが穏やかなお顔をされていました。
何人も看取りに関わってきましたけど、次に入所を望んでいる人がいるのも事実
今までの何人の看取りを忘れることなく、相談員として経験したことを忘れないようにしたいと思います。